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「針に糸が通らなくて、始める前からイライラしてしまう…」
手芸あるあるですよね。細い針穴に糸を通す作業は、目も疲れるし、何度も失敗すると気持ちが折れてしまいます。
そんな悩みを一瞬で解決してくれるのが「糸通し(スレダー)」です。
ただし、糸通しには使えない針があるって知っていましたか?特に刺し子針のような太い針は、対応していない糸通しに無理に差し込むと壊れてしまうことも。
実は私、不器用なくせに糸通しだけは得意なんです。
でも、ワークショップや体験会では「糸が通らない…!」と手が止まる方が必ずいらっしゃいます。この糸が通らない問題をなんとかしたくて、いろいろな糸通しを試してきました。
この記事は、その私なりの結論です。糸通しの種類と選び方、そして買う前に必ず確認してほしい注意点を、初心者さん向けにやさしく解説します。
糸通し(スレダー)とは
糸通しは、針の穴に糸を通すための道具です。「スレダー」とも呼ばれます。
使い方はとても簡単。道具が糸を針穴に通してくれるので、目を細めて糸の先端と格闘する必要がなくなります。
100円台から買える手軽な道具なのに、「もっと早く買えばよかった!」という声が多い、縁の下の力持ちなんです。
糸通しの2つのタイプ|ワイヤータイプと卓上タイプ
糸通しは大きく分けて2種類あります。まずはこの違いを知っておくと、選ぶときに迷いません。
ワイヤータイプ(ハンディ型)

持ち手の先に、細い針金がひし形に付いている定番タイプです。
針金の部分を針穴に差し込み、そこに糸をひっかけて引き抜くと、糸が針穴を通ります。
- 軽くて小さいので、裁縫箱に入れてもかさばらない
- 100円台〜と安い
- どんな針にもだいたい使える
昔ながらの形ですが、「だいたいどの針にも使える」のが最大の強みです。
卓上タイプ(デスクスレダー)

机の上に置いて使う、少し大きめのタイプです。
針をセットして糸をかけ、ボタン(レバー)を押すだけ。自動で糸が針穴を通ります。
- 手元がほとんど見えなくても糸が通せる
- ワイヤータイプより失敗が少ない
- ワイヤータイプより失敗が少ない
- ただし、使える針の太さ・種類が決まっている(詳しくは後述します)
「ボタンを押すだけ」の気軽さは感動ものです。ただし対応する針に制限があるので、そこだけ注意してください。
糸通しの選び方|3つのポイント
① 使う針に対応しているかを確認する
いちばん大事なポイントです。特に卓上タイプは、対応できる針の太さや針穴の形が決まっています。
自分がよく使う針(メリケン針・刺し子針・刺繍針など)に対応しているか、必ずパッケージや商品ページで確認しましょう。
② 使う場所で選ぶ
- 持ち歩いて使うなら → 軽くて小さいワイヤータイプ
- 家でじっくり作業するなら → 失敗の少ない卓上タイプ
③ 目の疲れやすさで選ぶ
「最近、針穴が見えにくくなってきた…」という方には、卓上タイプが断然おすすめです。
針穴を目で確認しなくても糸が通るので、目の負担がぐっと減りますよ。
【要注意】買う前に必ず確認すること|対応針の太さと穴の形
ここが今回いちばんお伝えしたいところです。卓上タイプには「使えない針」があります。
対応できる針の太さが決まっている

たとえば定番のクロバー「デスクスレダー」は、対応する針の太さが0.51〜0.89mm。新しい「デスクスレダー クイック」でも0.46〜0.89mmです。
一方、刺し子針の太さは0.84〜0.99mmほど。太めの刺し子針は対応範囲を超えてしまうんです。
対応していない針を無理に差し込むと、糸が通らないだけでなく、糸通し器が壊れる原因になります。

私は、購入してから刺し子針に使えないことに気がつきました。
針穴の「形」もチェック
実は太さだけではありません。卓上タイプは細長い(小判型の)針穴専用で、丸い針穴の針には使えません。
刺し子針などの和針は丸い針穴のものが多いので、太さがぎりぎり範囲内でも、穴の形で使えないことがあるんです。
クロバーの公式サイトにも、刺しゅう針・キルトしつけ針・とじ針・ビーズ針などの手芸針には使用できないと明記されています。ふとん針やセルフ針も対応外です。
刺し子をする人はどうすればいい?
「じゃあ刺し子用の糸通しはどうしたら…」と不安になりますよね。大丈夫です。方法は2つあります。
- ワイヤータイプを選ぶ:針を選ばず使えるので、刺し子針にも対応できます(刺し子糸は太めなので、しっかりしたワイヤーのものがおすすめ)
- 糸通し付きの刺し子針セットを選ぶ:DARUMAの「刺し子針 糸通し付き」なら、刺し子針4本と専用の糸通しがセットになっていて安心です

刺し子針そのものの選び方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
初心者におすすめの糸通し5選
ここからは、初心者さんに自信を持っておすすめできる糸通しを5つ紹介します。ワークショップの糸が通らない問題を解決するために、いろいろ試してきた私なりの結論です。
選んだ基準は3つです。
- ①手芸店や通販で手に入りやすい定番品であること
- ②初心者でも説明書なしで使えるほど簡単なこと、
- ③100円台〜3,000円台と気軽に試せる価格帯であること。この3つを満たした商品だけを選びました。
① クロバー スレダー|まず1つ持っておきたい定番ワイヤータイプ
ワイヤータイプの大定番です。100円台という安さながら耐久性がよく、2枚入りなので1つなくしても安心。
どんな針にもだいたい使えるので、「何を買えばいいか分からない」という方は、まずこれを選べば間違いありません。
② PRYM Birdy(バーディ)|細い針に強い頼れるハンディタイプ

ドイツの手芸メーカーPRYM(プリム)の、鳥の形をしたかわいい糸通しです。
くちばしの部分に針をセットする仕組みで、細い針にも通しやすく、ワイヤー式より丈夫。持ち運びしやすいサイズなので、お出かけ用の裁縫ポーチにもぴったりです。
使うときは、糸の端を2〜3cmまっすぐ整えておくとスムーズに通ります。

刺し子針には向きません
④ KAWAGUCHI 簡単糸通し エスコートII|幅広い針に対応する卓上タイプ
卓上タイプで「いろんな針に使いたい」ならこちら。細い針用と太い針用、2つの筒穴があるので、幅広い針に対応できます。
底面にマグネットが付いていて、落とした針を拾うのにも使える気の利いた設計です。

刺し子針には向きません
⑤ DARUMA 刺し子針 糸通し付き|刺し子をする人はこれが安心
刺し子針4本と、刺し子針に合う糸通しがセットになった商品です。
布の厚さに合わせて針を選べて、糸通しの相性問題も最初から解決済み。「刺し子を始めたいけど道具選びが不安」という方にいちばんおすすめです。
まとめ|針との相性さえ確認すれば、糸通しは頼れる相棒
糸通し選びのポイントをおさらいします。
- 糸通しはワイヤータイプと卓上タイプの2種類
- 持ち歩くならワイヤー、家でじっくり&目の疲れ対策なら卓上
- 卓上タイプは対応する針の太さ・穴の形が決まっている
- 刺し子針・刺繍針・ふとん針などは使えないことが多いので、買う前に必ず確認
- 刺し子をする人は、ワイヤータイプか糸通し付き刺し子針セットが安心
針との相性さえ確認すれば、糸通しは毎日の手芸をぐっと楽にしてくれる道具です。
「糸が通らなくてイライラ…」の時間がなくなると、手芸はもっと楽しくなりますよ。ぜひ自分に合った1つを見つけてみてくださいね。
この記事で紹介したアイテム
万能、ワイヤータイプのスレダー
細い、小さい針におすすめのスレダー
刺し子針には向かないけど対応している針の種類が多い卓上スレダー
刺し子針とスレダーセット
