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さぁ、パンチニードルを始めよう。でも…
- どこから刺す?
- 針はどっち向き?
- 刺す順番ってあるの?
いざ、刺しはじめてみようと思ったら、意外とわからないことばかり。
実は、私もだったんです。
この記事では、実体験をもとにパンチニードル初心者が迷うポイントを解説します。

最後まで読むと、「よし、刺せる!」という気持ちになれるはず!
パンチニードル基本の差し方
パンチニードルを始めるときの基本的な流れを、順番にご紹介します。初めてでも迷わず進められるように、コツもあわせてまとめました。
糸をセットする
まずは、糸(刺繍糸や毛糸)をパンチニードルに通します。
付属の糸通し(スレダー)を使って、針の先端から持ち手側へ向かって糸を通します。写真は、DMCのパンチニードルペンを使用しています。針のサイズはLサイズです。
パンチニードルペンに糸を通し糸束から糸を長め出しておきます。

パンチニードルでは、糸と針の相性が大切です。針先から糸がスムーズに送り出されるかが目安になります。
針に対して、糸が太すぎる場合、針の中で詰まってうまく送り出せずさせません。
反対に、針に対して糸が細すぎても、針で開けた穴に対して糸が細すぎるとループが抜けてしまいます。
生地をしっかり張る
パンチニードルでは「生地の張り」が仕上がりを左右します。枠やフープに布をセットし、ピンと張るのがポイントです。

太鼓のように「ポン」と音がするくらいが理想。ゆるいと糸が抜けやすくなってしまいます。
今回は、クロバーのパンチニードルフープを使用しています。パンチニードル専用の枠は、布がずれにくい仕様になっているためおすすめです。
刺し方の基本
基本の刺し方です。今回は、四角の図案で説明していきます。
図案の角に合わせ針を根元まで刺します。針を根元を刺したまま枠を裏返し(ループ面)刺しはじめの糸を引き出します。
5cmくらい出しておくと安心です。糸の始末は最後にするのでこのままでOKです!

針の先端が布から離れないように、布の上を滑らせステッチします。ステッチ幅の目安は、糸の太さです。

角まで刺したら、針先のカット面が進行方向に向くように枠を回転させます。

枠を回転させず、針の向きだけ進行方向に合わせて変えてステッチもできますが、ぶきっちょさんや初心者さんは、枠を回した方が綺麗に仕上がります!

1周目がさせたら1周目のすぐ下に針を刺して2周目を刺し始めます。1周目と2周目の間が開かないように注意します。


針先の穴から出ている糸をカットします。刺しはじめと刺し終わりの糸を周りのループと同じ高さに切りループに馴染ませます。

- 針を垂直に刺す(針先のカット面は進行方向に向けます)
- 刺しはじめの糸を裏側から(ループ面)引き出す
- 針を抜き、生地の上を滑らせ移動する(糸の太さぐらいの幅)
- 同じ動きを繰り返す
パンチニードル刺し始めの位置と刺す順番のコツ
「どこから刺したらいいの?」私もパンチニードルを始めたばかりの頃は、最初の一針をどこに刺すかで迷ってばかりでした。
いろいろ試して失敗も重ねるうちに、「この順番で刺していくと仕上がりがきれいになる」という自分なりのルールが見えてきました。
※あくまで私の経験をもとにした方法ですが、これから始める方の参考になればうれしいです。
刺すスタート位置は、作品のデザインによって変わります。
模様がない無地の作品なら、次の順番を意識すると進めやすいです。
- 小さいパーツから刺す
- 外側から内側に刺す(図案によって)
- 同じ色はまとめて刺す
小さいパーツから刺す

細かい部分を先に刺しておくと、後から大きな面を刺すときに布が動きにくく安定します。
特に文字や細いラインなどは、最初に仕上げておくときれいに整いやすいです。
外側から内側に刺す(図案によって)

逆に、枠や縁取りのあるデザインなら、外側をぐるりと刺してから中を埋めると形がくっきり出ます。
図案によって「内から外」「外から内」を使い分けると良いでしょう。
同じ色はまとめて刺す

同じ色をまとめて刺すことで、糸の始末や入れ替えが減り、作業がスムーズになります。
後から「あの部分の色を忘れてた!」と戻る必要もなくなります。
よくある失敗例と対策
刺す順番を工夫することで失敗は減りますが、それでも最初はつまずきやすいもの。ここでは、私が実際にやってしまった失敗と、その対策をご紹介します。
- 糸が抜ける → 針の向きが逆/糸を引っ張っている
- ループの高さがバラバラ → 刺す深さが一定でない
- 針が刺さらない → 布目が細かすぎる/枠の張りが弱い
「針がうまく刺さらない」ときは、生地選びや枠の張り方を見直すと改善します。
こちらの記事で詳しく解説しています▼
まとめ:迷わず刺し始められるようになったら次のステップへ
パンチニードルは、仕組みと基本の動きを理解すればスムーズに刺せるようになります。そして失敗しやすいポイントを意識しておくだけで、ぐっと仕上がりが安定します。ぜひ、楽しみながら試してみてくださいね。
こちらの記事で初心者さんにおすすめの本をまとめています▼

道具や材料の選び方を見直したい方はこちら▼

この記事で使用したアイテム一覧
DMCパンチニードルペン
クロバーパンチニードルフープ